長崎歴史博物館で「北京・故宮博物院展」が催されています。
「宮廷に生きた女性とこども」をテーマに集められた約200点の貴重な文物,
先日家族で拝観してきました。
西太后70歳を祝う「万寿慶典」用磁器。
皇帝だけに許された黄色を地色におめでたい図案が施されています。
光緒帝皇后の吉服。婚儀の時に身につけていたものだそうです、
美しくて細かい刺繍にずーっと見入っていると、
フワっとその時代にタイムスリップしたかのような気分になります。
「金漆彫龍宝座」。紫禁城で皇后が用いた椅子です。
九頭の龍や吉祥を表す蝙蝠の彫刻とどっしりとした質感、
当時の清の国の権威と伝統が伝わって、見る者(わたし)を圧倒させます。
ちょっとでいいから座ってみたいですね・・・。
真珠や宝石がちりばめられたイギリス製のからくり時計。
当時紫禁城には西洋との交易によりさまざまな工芸品や宝石が調達され、
宮廷を彩っていました。
精巧に作られたこの時計、当時の華やかな宮廷の生活が垣間見えるかのようです。
故宮博物院が所蔵する豪華な調度品から優雅な宮廷文化を
ここ長崎で堪能できるとても興味深い展覧会です。
開催は今月17日まで。紅灯記に割引券付きのフライヤーあります。
ぜひ足を運んでみてくださいね♪♪