中国盆2014

旧暦の7月26、27、28日の三日間は普度蘭盆勝会。

「中国盆」(華僑の間では通称「ポール」と呼ばれる)で崇福寺は賑わいます。

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ここは、まるで日本を離れたかのよう、
〈中国〉の濃度と湿度が高く感じられます。

 

お供え物。

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全国から御先祖様を供養するために華僑の方が集まり、
崇福寺で寝食共にして過ごします。

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精進料理、檀家で集まって食します。
その年で担当の中華料理屋さんが変わるんですよ。

最終日のお供え物は圧巻です。

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前日の準備の模様。
怖いくらいの赤い色です。

 

私は生まれ育った実家が崇福寺さんの近くだったので
小さい頃、亡き祖父母にこの中国盆の崇福寺さんに
連れて行ってもらってた事を今でもよく覚えています。

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激しい爆竹音と供に金山銀山が燃やされます。

この炎を見つめながら、中国から日本に渡って来たご先祖様のこと、

いま現在、私達が住んでいる日本という国について、

そしてまだまだ先の事だとは思いますが、

私達が鬼籍に入った頃の未来について想像してみたりして。。

普段はなかなか会えない親族や華僑の先輩方との再会、

またお会いできる日を楽しみに、母親として

そしてひとりの長崎の飲食に携わるものとして・・・

大切に日々を重ねていこうと思います。

今と未来、現世とあの世が混じり合う濃厚な長崎の3日間です。

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