お久しぶりです。
このブログも放置したまま約半年。。。
2015年も気づけば下半期に突入してしまいました。
先日、いつもお世話になってる方に誘われて
唐比の蓮池へ足を運びました。
「ママ、知ってる?蓮池の奥は地獄だよ」
保育園で芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を読んだ娘が教えてくれました。
物語の冒頭、お釈迦様が蓮池を散歩するシーン。
同じように蓮の花の澄んだ芳しい香が漂っていました。
泥の中から咲き乱れる、怖いくらいの美しさ。
現世と、どこか違う世界の境目が曖昧になったような光景です。
蓮を鑑賞した後は桃狩りに島原へ。
長崎の海や空、そして鮮やかな緑。。。
車内から長崎の豊かな自然を眺めていると、
そのキラキラ輝く海や緑の木々のいたるところに
神様が宿っているように感じます。
八百万の神。
今よりずっと自然と密接に生きていた古代の人にとっては
もっと強い感覚だったかもしれません。
日本人として大切にし、受け継いでいきたい感覚です。
そして、先週末。
出産前に行きたかったもう一つの場所、
大宰府の九州国立博物館で開催中の
『大英博物館展』へ行きました。
大英博物館の中から選りすぐりの100の展示物の中で
強く惹きつけられたのはこの5000年前の縄文土器。
(写真はカタログより)
たかが日用品、されど日用品。
食糧を入れる器に、
こまかくこまかく縄の模様が押し付けられています。
この土器を眺めていると
大昔に生きた人たちの、美しいものを追及する気持ちが伝わり、
現代に生きる私達となんだか似ているような、美を愛するという共通の部分が感じられて
今現在と約5000年前をすぐ身近に結びつけられたような不思議な感覚になりました。
『大英博物館展』、九州国立博物館にて9月6日まで開催中です。
わたくし事ではございますが、ただ今第3子妊娠中(9月出産予定)。
出産するまで、また少しでもブログが更新できたら、と思っています。
今年も長崎の夏は暑いです、皆様が無病息災で乗り切れますように・・・。