長崎県美術館で催されているシャガール展に行って来ました。
シャガールの絵は、恋人達が宙を飛んでいたり大きさが合わなかったりと不思議なものが多い。
でも、彼が自伝で「私を幻想的と呼ばないでほしい」と語ったように彼は自分をレアリストと考え、
彼にとっての「現実」をカンヴァスに描いたようです。
それは、妻ベラへの愛、娘イダと後妻への家族愛、
ユダヤ人としての民族愛、生まれ育った故郷ロシア・ヴィテブスクの郷土愛。。。
そしてユダヤ人としての意識が「悲劇と茶番」、「ユーモアと悲しみ」と、相反するものを融け合わせて
シャガール独自の世界を創りだしています。
シャガールが奏でるたくさんの愛に溢れた美術展です、
観賞後はあたたかい気持ちになりますよ。
展示は7月22日まで。
余談ですが、娘がちょうどお昼寝をしてくれたのでシャガール展特別メニュー、
「雲仙豚の生ハムとワインのセット」もゆっくり楽しめました♪
残りわずかですが紅灯記にも割引券あります~。