人生の醍醐「味」(?)

紅灯記のフロアーに飾ってある一枚の額縁。

お客様によく「なんて書いてあるんですか?」と尋ねられます。

古くから伝わる中国の5つの味、日本でいう「さしすせそ」が書かれています。

日本の「さしすせそ」は、「さ」は砂糖と酒、「し」は塩、「す」は「酢」、「せ」は醤油、
そして「そ」はお味噌のそ。

そして中国の五味は辛味(唐辛子等の刺激のある辛さ)と甘味と鹹(見慣れない漢字でしょうが
塩味のしょっぱさを表しています)、そして酸味と苦み(ニガウリやお茶の渋み等)。
これに山椒などの痺れる味覚を表す「麻」を入れた六味が中国で大切にされてきた味覚です。
(ちなみに正確にいうと現代中国語で「刺激のある辛さ」は「辣」と表します。
古代中国では「辛」でも表していたそうです。)

「からくて、あまくて、すっぱくて、しょっぱくて、にがい」なんて、
まるで人生のようですね。

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